前回からの続きです。
モスリム女子と私の会話に、突如、
ラテーナが加わった。
そういえば・・・と、あることを思い出した。
渡米してミネソタで暮らすようになる何年も前に
旅行先のコタキナバル(ボルネオ島)で、
トイレの個室にホースがあったり
水の入った桶(?)が置いてあったことを。
たしか現地のトイレは私たちとは作法が違うので
場合によっては流せるテイッシュの用意が必要と
旅行ガイドに書いてあったような。
ムスリム女子は説明を続けた。
「もし空きペットボトルとかが手元になければ、
同じくモスリム女子に持ってないか訊くの。
それでも無ければ、その時のお祈りの時間は
飛ばして、家に帰って洗ってから お祈りをするの。
宗教上決まっているのよ。洗うのは、左手を使って、よ」
━━━あ、それもコタキナバルで見た食事の様子に
繋がる。 たしか左手は不浄とかで、だから食事には
右手(素手で食べる)しか使えないとか。
実際にカレーを右手一本で食べていた男性を見た。
ナンみたいのを片手で千切って カレーを付けて
口に運ぶというのを器用に片手でこなしていた。
モスリム女子と私の会話に、突如、
ラテーナが加わった。
そういえば・・・と、あることを思い出した。
渡米してミネソタで暮らすようになる何年も前に
旅行先のコタキナバル(ボルネオ島)で、
トイレの個室にホースがあったり
水の入った桶(?)が置いてあったことを。
たしか現地のトイレは私たちとは作法が違うので
場合によっては流せるテイッシュの用意が必要と
旅行ガイドに書いてあったような。
ムスリム女子は説明を続けた。
「もし空きペットボトルとかが手元になければ、
同じくモスリム女子に持ってないか訊くの。
それでも無ければ、その時のお祈りの時間は
飛ばして、家に帰って洗ってから お祈りをするの。
宗教上決まっているのよ。洗うのは、左手を使って、よ」
━━━あ、それもコタキナバルで見た食事の様子に
繋がる。 たしか左手は不浄とかで、だから食事には
右手(素手で食べる)しか使えないとか。
実際にカレーを右手一本で食べていた男性を見た。
ナンみたいのを片手で千切って カレーを付けて
口に運ぶというのを器用に片手でこなしていた。
ちなみに、この日からしばらくのちに
オルファやウマルと知り合って
モスリムである彼らの様子を近くで見ることに
なるんだけど、そこまでしているようではなかった
ので国や地方、宗派によってお祈りの作法や回数は
異なるんだと思う。
とは言っても、オルファはお祈りの前に
マニキュアは落とさなければならないと
言っていたので通じるものはある。
コロナ前の10年ほど(?)、日本もモスリムの国から
観光客を誘致しているとニュースで見聞きしたけど、
このレベルまで気を使わなければ
快適に過ごしてもらうのは難しいんだろうなあ。
トイレ問題(足洗い場も含めて)、お祈りの場所、
それに料理やアルコール問題。けっこういろいろある気が。
☆ ☆ ☆ ☆
ちなみに、上記のトイレのやり取り、実際は
マンガみたいにスラスラ行ったわけではありません。
ラテーナはスペイン語訛りの上に早口だし、
(そういう時は"Excuse me? " とか "Say again? "
と言ってもう一回言ってもらう)
たぶんソマリア人だった彼女も訛りがきつかったし、
もちろん私も日本語訛りがヒドイ上に当時は
「全然話せない」と悩んでた時期だし。
それでもなんとかコミュニケーションを取ろう、
お互い外国人なんだから訛りやアクセントで
一回で分かり合えない分は繰り返したり言い直したり
してカバーしようとお互い許しあえるのがESLのいいところでした。
更新の励みになります。
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