前回からの続きです。

モスリム女子と私の会話に、突如、
ラテーナが加わった。

■ムスリム・トイレ■0コマ目

■ムスリム・トイレ■1&2コマ目

■ムスリム・トイレ■3コマ目


そういえば・・・と、あることを思い出した。
 

渡米してミネソタで暮らすようになる何年も前に
旅行先のコタキナバル(ボルネオ島)で、
トイレの個室にホースがあったり 

水の入った桶(?)が置いてあったことを。

たしか現地のトイレは
私たちとは作法が違うので
場合によっては流せるテイッシュの用意が必要と 

旅行ガイドに書いてあったような。 

ムスリム女子は説明を続けた。

「もし
空きペットボトルとかが手元になければ、
同じくモスリム女子に持ってないか訊くの。 

それでも無ければ、その時のお祈りの時間は
飛ばして、家に帰って洗ってから 
お祈りをするの。
宗教上決まっているのよ。洗うのは、左手を使って、よ」 


あ、それもコタキナバルで見た食事の様子に
繋がる。
 たしか左手は不浄とかで、だから食事には
右手(素手で食べる)しか使えないとか。

実際にカレーを
右手一本で食べていた男性を見た。
ナンみたいのを片手で千切って
 カレーを付けて
口に運ぶというのを器用に片手でこなしていた。 

ちなみに、この日からしばらくのちに
オルファウマルと知り合って
モスリムである彼らの様子を近くで見ることに
なるんだけど、そこまでしているようではなかった
ので国や地方、宗派によってお祈りの作法や回数は
異なるんだと思う。

とは言っても、オルファはお祈りの前に
マニキュアは落とさなければならないと
言っていたので通じるものはある。

■ムスリム・トイレ■4コマ目

 
コロナ前の10年ほど(?)、日本もモスリムの国から
観光客を誘致しているとニュースで見聞きしたけど、 

このレベルまで気を使わなければ
快適に過ごしてもらうのは難しいんだろうなあ。

トイレ問題(足洗い場も含めて)、お祈りの場所、
それに料理やアルコール問題。けっこういろいろある気が。


    ☆ 
    ☆     ☆     ☆ 

ちなみに、上記のトイレのやり取り、実際は
マンガみたいにスラスラ行ったわけではありません。

ラテーナはスペイン語訛りの上に早口だし、
(そういう時は"Excuse me? " とか "Say again? "
と言ってもう一回言ってもらう)
たぶんソマリア人だった彼女も訛りがきつかったし、
もちろん私も日本語訛りがヒドイ上に当時は
「全然話せない」と悩んでた時期だし。

それでもなんとかコミュニケーションを取ろう、
お互い外国人なんだから訛りやアクセントで
一回で分かり合えない分は繰り返したり言い直したり
してカバーしようとお互い許しあえるのがESLのいいところでした。

 

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