ミネソタの暴動について、6回目です。  ①は→ココ

 ※記憶を掘り起こして書いていますので、
 細かい部分が間違っているかもしれません。
 また、こちらのニュースは英語で見ているので、
誤訳や誤解があるかもしれません。ご了承ください。


Riot(6)■1コマ目


近所で暴動が無ければ全くの日常なので、地域差がすごい。

SORA(ソラ)の場合は、
私と友人が訪ねたその日から翌朝にかけて、
家の近くのメインストリート沿いのお店は、
ほぼ壊滅的な被害を受けてしまったのだそう。

夜間外出禁止令が出たのはその翌日の夜。その道が
セントポールにある州議事堂に向かう通りだったからなのか。

ちなみに、1,000ドルは11万円弱。

Riot(6)■2コマ目■
※夜間外出禁止令に反対する意見については後述

そしてその夜は、ニュースを見ていた限り、
20時になったからといって一斉に
平和的に抗議する人たち(peaceful protesters)まで
全員取り締まったというわけではなかったよう。

Riot(6)■3コマ目■

その時間はニュース枠ではないはずの局で
ライブ放送で会見を流していた。

Riot(6)■4コマ目■

Riot(6)■5コマ目■

実は29日(金)には、ツイッター社に非表示に
されたことがニュースとなった、ミネアポリスに関する
トランプ大統領の発言がありました。

その内容は、ミネソタ州知事に対し、
いつでも自分が軍を差し向けると言い、
略奪が始まる時は軍の射撃が始まる時だ、
というもの。(Twitter 社は、この発言を
「暴力の賛美についてのルールに違反する」として
規約違反で非表示にしたとニュースになりました)

そのこともあったのか、それとも事態そのものを
重く見たのか、ミネソタ州知事は夜間禁止令を出し
州兵の全面投入を決定したのです。


ちなみに、この一連の流れで、私は「軍隊って州知事が
派遣するかを決められるんだ...」と、アメリカの州
と日本の県の違いを改めて認識しました。

日本だと、自衛隊は県知事は出動させられないですよね。
要請はできるかもしれないけど、派遣自体は国レベル。

やはり、アメリカは「州」の独自性が強いんだな、
「県」じゃなくて江戸時代の「藩」が近いのかな...と。


     ☆     ☆     ☆     ☆

夜間外出禁止令自体に反対している人というのは、
そもそもそういう強制力で抑え込むべきではない
という意見だったのでしょうか。私の目には、
そろそろそれもやむをえないと思えたのですが。

決して実行力の行使を推奨するものではありません。
夜間外出禁止令を出せば、夜間の集会やデモを
封じることが出来、破壊や略奪、そして放火を
ある程度抑制できると感じたからです。

なぜって、平和的に抗議活動やデモ活動を
している人が大半だけど、数百人・数千人の
peaceful protesters の中に
それに乗じて破壊活動をしようとか、
盗みを働こうとか、そういう意志を持った何人かが
紛れ込むのを阻止するのは難しいと感じたからです。

特に夜陰に乗じての破壊・略奪・放火が抑え
切れていなかった。

正直、抗議活動は明るいうちに、というのでは
駄目なのだろうか…と思いました。

ただ、SNSで読んだ主張の中には、
なるほど、と思うものもありました。

それによると、急に夜間禁止令を出すのは
良くないということでした。その理由は、

①多くの白人は9時−5時で昼間に働いているが、
多くの移民や白人以外の有色人種は
夜のシフトで働いている。
そういうひとたちばかりが夜間禁止令の標的に
なってしまう

②そもそも知事の発表が英語でしかされていない。
字幕も付いていなかった。英語が理解出来ない人々に
情報が伝わらない恐れがある 

ということでした。

確かに、夜間外出禁止令が出されたのは
金曜日の16時ごろだったと思います。
それで20時に発効だと、そもそも仕事中だったりして
情報が回ってこない人もいそうですし、
英語が全然ダメだと誰かに翻訳してもらう必要が。

 英語学校に行っていたから知っていますが、
アメリカに住んでいても英語が理解出来ない人
というのは一定数います。
(というか、そもそも渡米当初の私だってその仲間...
今だって100パーセントはわからない(滝汗)。)



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