ミネソタの多国籍な仲間たち アメリカ★サラダボウル絵日記

アメリカの中でも移民の受け入れに積極的なミネソタ。
そのミネソタでの日常などを描きます。

2020年05月

 辛い食べ物が多いミネソタで、渡米当初、どれだけ私が辛いものを食べられなかったかというと━━━
どれだけ食べれなかったか■1コマ目■

 この時はこういう企画だったので、辛いものが駄目でも避けようがなかった。

どれだけ食べれなかったか■全体-1■

 というくらい、当時は辛いものが駄目だったのですね。
というか、日本の中辛カレーは食べられるので、ミネソタが辛すぎるというか。

 この当時、どうしても付き合いで辛いもの系のレストランに行くときは、とにかく「辛くないもの」か、「一番マイルドなもの」を教えてもらって注文してました。

 しかし、ビュッフェだとその戦法は使えなかった(泣)。ほんの少しずつ皿に盛って試してみて、食べられるカレーは1種類だけだと判明しました。


     ☆     ☆     ☆     ☆

 ところで、英語で「spicy」というと、日本語の「スパイシー」とはちょっと意味が違ってしまうようです。スパイスをたくさん使っているのが「spicy」なのであって、必ずしも「辛い」には当たらないそうです。

 なので、私のように「辛くないもの」を注文したい時は「spicyじゃないものって無いの?(Is there anything, not so spicy?)」と訊くと、「インド料理なんで全部spicyだよ(スパイスをたくさん使っているよ)」とか返ってくることも。こういう場合は捕捉で「hot」という単語を使うとだいたい通じます(I mean, hot...I don't eat too spicy hot meal...等 )。あとは、親切なお店だと、もともとメニューにマークが付いていたりします。



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 今回は前回の続きです。

 日中韓の女子で繰り出した韓国レストラン。
私には、一つ大きな問題がありました。

 それは━━━

ナニもかも辛子色■全体■


 そうなんです。当時の私、辛いものに弱かったんですね。

 とは言っても、日本のカレールーも中辛ならいけるし、日本でキムチも食べていたし、カクテキは大好物。

 でも、やっぱり本当の韓国の人の作る料理は辛い〜。
そう、ミネソタには実は韓国人がけっこう多くて、本格韓国料理なんです。

 せっかくみんなで来たんだからと、友人たちとシェアしたくて食べてたんですが、特に煮込み系が辛い〜!イカとか入ってたりして味は美味しいんだけど、汁がオレンジ色だよう。箸休めのキムチ各種も辛いよう(泣)。

 オレンジ度合いがわかりやすいように、イラストには過去にこちらで食べた韓国料理の写真をはめ込んでみました。

     ☆     ☆     ☆     ☆

 実はミネソタには辛い料理が多いので、渡米した当初はけっこう困ってました。

 もともとは北欧系移民が多いと聞いていたので、「北欧料理って辛いの?」と思ったら、けっこう前にメキシコ料理のブームがあったらしく、それ以来、辛い系のレストランが増えたとか。メキシカン、インド、タイ、韓国、それに珍しいところではエチオピア・レストランなんていうのもあります。

 さらに、全然辛くないはずの料理を出すレストランにも、各種辛い系のソースのボトルが置いてあって「どれか使う?」と聞かれたりします。見てるとお客さんが、優しい味のベトナムのフォーとかにドボドボ注いでたりする。あれでは元の味がわからないんじゃないかなあ?とか思いながら目を点にして見ています。
 

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 今回は、日中韓の女子が不足してしまうもののお話です。

 ミネソタ州(地図の赤い部分)は北アメリカ大陸の真ん中、カナダとの国境に位置しています。

行くか■1コマ目■

行くか■全体-1■

 日本にいるときは起きなかった症状なのですが、アメリカの普通のレストランやカフェに通い続けていると、私はときどきとにかく「うまみ」のあるものが食べたくなりました。

 個人的な感想なので異論があるかもしれませんが、ミネソタ(アメリカ?)の料理には、あまりうまみを感じることがありません。お店で食べるスープも、実は日本人が思うスープではなくて、ソースみたいな感じで、うまみでじんわりという感じではないのです。クラッカーにつけて食べられる感じ。

 私の場合、自分で料理していたし、一時帰国の際に日本の食材をたくさん買い込んでくるのでマシな方のはずなのですが、それでもダメ。こちらでは鶏肉も、骨だけではなく皮も外して売っていることが多いせいか、それともそういう種類の鶏なのか、なんかパサパサしてしまう。

 ステーキの場合は肉汁のうまみがあるのですが、不幸なことに、私はどうやら肉の分解酵素が少ない体質らしくて、あまりステーキが食べられない。というわけで、ほぼ全滅(泣)。

 数少ない例外が、韓国料理で、海産物を具に使っているのでそのうまみを感じることができます。イカが入っている煮込みとか、シーフード入りのチヂミとか、比較的求める味に近いものが出てくるのです。ただ、韓国人の友人に言わせると「海産物を使っている量が少ない」だそうですが。

 でも、実は韓国料理は、私にとっては大きな問題が一つ。
それについては、次回描きます。
 
     ☆     ☆     ☆     ☆

 実はミネソタにはあまり日本人が住んでいないそうで、日本食専門のスーパーというのがありません。日本食も置いてあるスーパーというのはありますが、中国と韓国の食材に押され気味。

 しかも、値段が日本で買う3倍程度には跳ね上がっているので(例えば、納豆の3パックが四百円以上とか)、一時帰国の際に日本でいろいろ補給してきていたのです。

 ━━━あ、納豆は日本で買ってきてませんよ。汁漏れした時のにおいが怖い(苦笑)。




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 今回は、中国人の友人・Linlin(リンリン)のお話です。

健康的?■1コマ目■

 外に食事に行くと、90%の確率で、ほぼ肉を食べていた。それも、挽肉とかの元のカタチがわからないものは却下で、ステーキとかチキンウィングとかの塊り肉を食べている。

 小柄なのに、ステーキも、アメリカンなサイズを1枚ペロリ。なんなら、もう1枚食べようとする。

健康的?■全体-1■
 そしてシャワーを浴びて、そのまま英語学校に来ていたらしい。

 こ...これ、あかんやつじゃあ。
当時は、いつかぶっ倒れるんじゃないかとハラハラしてました。
運動の甲斐あって、ときどき触らせてくれる二の腕は確かに、筋肉でカッチンカッチンだけども。

 彼女が言うには、中国からミネソタに来て以来、不眠気味になってしまったのだそう。
時差ぼけと言うには、半年経っても1年経っても治らなかったので、体内時計が狂っちゃったのかな。


     ☆     ☆     ☆     ☆

 彼女の両親は中国で暮らしているので、コロナ騒動が中国で始まったとき、彼女は中国の状況をとても心配していました。そして、中国の方で落ち着いたと思ったら、今度はアメリカの方で感染者が爆発的に増えてしまって、感染者世界第1位。今度は彼女の方が心配される側に。本当はこの夏、ご両親がアメリカに彼女を訪ねにやって来るはずだったのですが、それもままなりません。

 今はネットを使って海外にいても顔を見ながら話はできるけれど、こういうときに側にいることが出来ない、帰ろうと思っても帰れないというのは厳しいですね。

 ちなみに私も今は日本に帰れません。
いや、物理的にはなんとか飛行機のチケットを手配して帰れるかもしれないけど、飛行機を降りた後に14日間自己隔離する場所が無いので実質は帰れない。実家の母は思いっきりリスクが高いゾーンなので実家に戻れないと帰る場所がありません。

 だいたい、空港からどうやって移動したらいいの?
とか考えると、この夏の帰省は無理目だなあ。


 あ、Linlinというのは、もちろん仮名(ブログ名)です。
この先も登場させるつもりなので名前をつけました。



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50th cafe■全体■

 渡米した直後は、本当にレストランでの注文で困りました。

 日本のレストランや食堂って、そもそも食品サンプルがウィンドゥに飾られていたり、メニューにも写真が付いているので、初めて挑戦するときにもだいたい想像が出来ますよね。ミネソタのレストランだと、ほぼそれが無いんです。一部のアジア系のレストランで料理の写真を一部だけ載せていることはありますが、それは稀なケース。

 仕方がないので、毎週末のようにあるカフェに通いつめることにしたのですが、このカフェには、マンガに描いた通り、日本ではありえないファッションの店員さんが何人か居て。

 通っていた英語学校が比較的街中にあったので、モヒカンの女性が歩いているのを見たことはあったのですが(その時も驚いたけど)、「そうか、こういうファッションの人って、普通にカフェの店員さんとして働いているんだ。ミネソタではアリなんだ」と驚きました。

 最初はビックリしましたが、このモヒカン女子が私のテーブルの担当サーバーさんになって、英語がたどたどしい上になかなか注文が決められない外国人の私たちに丁寧に対応してくれて。カフェ自体の雰囲気も良かったので、アメリカのメニューに慣れるためにも通いつめることになりました。

 ジャンルとしては、朝食とランチ(ブランチ)を出して15時には閉まってしまうような、ベーカリーカフェとレストランとの中間のような位置付けのカジュアルなお店だったのですが、週末は待たなければ入れないくらい混んでいて、人気店でした。

 英語は不自由だったけど、いつものお店でいつもの店員さんの顔を見ながら、注文の仕方を学びながら居心地のいい空間で過ごすという贅沢な時間を過ごしたと今では思います。

(残念なことに数年前に閉店してしまって、別な支店に行ってみたのですが、メニューはほぼ同じでも全然お客に対する気遣いや雰囲気が違って、本当に惜しいお店でした)

     ☆     ☆     ☆     ☆


 本当に渡米当初は料理名が全然わからなくて、メニューを見てもちんぷんかんぷん。しかもメニューの字が小さい!本当に堪忍して!ってなっていました。(しかも夜は照明が暗くなるのでさらに見えない)

 それに、「なんだか材料名が書き連ねてあるけど、味の見当がつかない!」ということが多かったのです。おそらく、宗教やアレルギー、それにベジタリアンやビーガンなどの理由で「食べられないもの」が入っているか、注文の際にメニューを見たらわかるようにしてあるのだと後日わかりましたが。

 というのも「ベーコンは抜いてね」などと注文の際に言う人がいるのを見てきたからです。例えば、ユダヤ人の知人は豚肉が食べられないということで、サラダのトッピングからベーコンを抜いてもらっていました。

 逆に、日本だとこれはない気がします。(アレルギー物質については書いてあるけど)
とすると、日本を訪れる外国人は、こういう表示がないことで逆に困るのかもしれません。例えば、厳格なモスリムはアルコールがダメということで、友人はソースに入っているかどうかまで聞いてたけど、ちょこっと調味料として入れる分まで、日本のメニューには書かない気がして。

 東京オリンピック、2021年夏に開催できるかわからないけど、こういうところまでメニューに書いているのかな?とちょっと心配になりました。



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