ミネソタの多国籍な仲間たち アメリカ★サラダボウル絵日記

アメリカの中でも移民の受け入れに積極的なミネソタ。
そのミネソタでの日常などを描きます。

2020年06月

今回も、アメリカで「黒人でいるということ」のお話の続きです。
(ちょっと今回は、黒人からは逸れちゃった)

1回目は→こちら

昇進しない■1コマ目

その結果、彼はアメリカにいることが嫌になってきたそう。

昇進しない■2コマ目

ソラは母国韓国にいるときからバリスタさんで、
カフェ勤務。いろいろな事情でミネソタに来たけれど、
その前はオーナー店長に次ぐ位置にいたらしい。

なので自然にミネソタでもカフェ勤務を始めた。

これは、それから数年経った頃のお話。

昇進しない■3&4コマ目

昇進しない■5&6コマ目

結局このAの昇進話、無くなったそう。

なぜって、「これは人種差別ではないのか。
この会社がそういうポリシーであるのなら、
正式に抗議した上で私はやめさせてもらう」
とソラが上司に抗議し。

他の同僚も、「Aが補助マネージャー
というのは納得がいかない。ソラがやめる
なら、お店も回らない。私もやめる」と
次々に言い出したそうで。

問題のA、職場から1時間いなくなっても、
自分のシフトをカバーしてもらっても、
謝るわけでも理由を話すわけでもなかった
そうで、同僚にたいへん不評だったよう。

結局Aはいつの間にかお店から消えたそう。


     ☆     ☆     ☆     ☆ 


ウマルの時に最初に思ったのは、「もしかして
アメリカでは多少でもリーダー的役割を担うには、
そのための学位がいるの?」だった。

でも、ウマルの当時の仕事は、お店の裏方での
品出し作業。たぶんウマルが言っていた
昇進って、管理職になるとかではなくて、
現場のチームのリーダーになるとか、
そのレベルのことだったんだと思うんだよね。

ウマルが不満を持ったのは、自分より後に
仕事についた人間がそれになれるのに
自分がなれないということだったんだと思う。

やっぱりそれに学位がいるとは思えないんだよなあ。


ソラのケースの場合は、
「白人だから」が原因でなければ、
あり得るのは、もともとAは会社のオーナーの
縁故とかだったことが考えられるかも。

で、経営陣が「何も知らない状態で
いきなり補助マネージャーにするのもなんだから
多少現場を経験させよう」としたら、
A自身が現場の仕事を舐めきってしまって
スタッフに総スカンを食らったとか……?

……そういう風に「差別」じゃないのかも
しれない理由を考えることは可能なんだけど、ね。
「人種差別」はたいてい明言されないから難しい。



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今回も、アメリカで「黒人でいるということ」のお話の続きです。
前回は→こちら

一人だけ職質■1コマ目

このあとすぐテキストし合って、私は次の駅で降りて
待つことにした。ただ、既に電車の本数が少ない
時間帯だったので、次の電車まで時間があった。

一人だけ職質■2&3コマ目

夜中にライトレール(路面電車)の線路沿いに歩いている
怪しい男、ということだったのでしょうか。
それとも、「怪しい黒人」だったから?

これも、前回と同じ。
差別なのかそうでないのかははっきりは分からない。

理由を考えようとすれば、
彼が先頭を切って歩いていたから。

ま、理由を話したらすぐに解放してもらえたので、
当時は笑い話になったのだけど。

━━━でも、まだ続くんです。


     ☆     ☆     ☆     ☆ 


以前、英語学校の先生が話してくれたのですが、
同じことをしていても黒人の方が逮捕される率が高いと。
それは、黒人の方が警官に呼び止められるからだ
ということでした。

本当かな?と当時は思っていたのだけれど、
今回、日本語の記事を見つけました。

この記事によると、
違法薬物を使用する割合は白人も
アフリカ系も同程度だが、逮捕される割合は
アフリカ系のほうがはるかに高い
」とのこと。

こういう風に何かあったら呼び止めて、
怪しかったら逮捕するからなのかなあ…。

記事について詳しくは→ここの2.


     ☆     ☆     ☆     ☆ 


この時の私は本当に焦りました。

当時のダウンタウンは比較的安全だと言われていたけど、
それでも「同じ場所でも昼間と夜9時過ぎでは
全く異なるので注意して」と英語学校でも
言われていたので。

なお、現在のミネアポリス界隈は
ジョージ・フロイド事件以来、治安が乱れています。

昨晩も一晩で4件の発砲事件があったとのこと。
特に夜が、なかなか以前の状態に戻りません。



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アメリカで「黒人でいるということ」のお話の続きです。

イスラム系黒人男性である友人のウマル(仮名)のお話です。

一人だけ入れない?■1コマ目

一人だけ入れない?■2コマ目

一人だけ入れない?■3&4コマ目

たしかこの時は、お店で
別な友達と合流することになっていて。
お店を変えようか、そしたらうまく連絡がつくかと
困っていたんだけど、ウマルが機転を利かせて、
バウンサーが交代したのを見て再トライ。
それで入れたような。

━━━なに、バウンサーによって
入れたり入れなかったりするの?と思った気が。

入れてくれなかったバウンサーは白人だったから
「差別」なのかもしれない。

でも、こういう場面で
「黒人だから差別されて入れないのか」
ということは判断が難しいです。なぜって、
「黒人だからダメ」とは明言しないから。

例えば、本当にドレスコードがあって
カジュアルすぎるファッションの人間は入れたく
ないのかもしれないけど、
「女の子は客寄せになるから入れたい」ということかもしれない。


そんな風に、「黒人だから」というわけではないと
他の言い訳をすることはできるけど、
そういうことが重なってくると
やっぱりそういうことなのかとなってくるのでした。


     ☆     ☆     ☆     ☆ 


もともと日本では踊りに行かなかったので
bouncer "という言葉があると全く知りませんでした。
日本でもバウンサーっていうのかな?


     ☆     ☆     ☆     ☆ 


体調不良でお休みしてました。
更新を楽しみにしてくれているひと、
いらっしゃるかどうかわからないけど、
いらしたらすみません。



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アメリカで「黒人でいるということ」を考えるとき
私には思いつく数人の黒人の友人がいます。

ミネソタに来てから、彼らを通して
今回の暴動までの間に、本当に
少しずつ少しずつ考えさせられてきました。

なので、何回かに分けて書いてみようと思います。

ボウリングの合間にも■1コマ目
 緑色にご注目(笑)。↑
ボウリングの合間にも■2コマ目
ボウリングの合間にも■3コマ目

ボウリングの合間にも■4コマ目

宗派や文化などにもよるようですが、
敬虔なイスラム教は、1日に何度もお祈りをします。

この時の彼は、ボウリング中にお祈りの時間が来てしまったよう。

彼は一時期本当によく遊んだ仲間のひとりだったので、
彼を通して、知らなかったことをいくつも知るようになりました。

そして彼は、若い黒人男性だったので
何度も嫌な目に遭うことがあったようで、
少しですが、何があったのかも聞くことになりました。


     ☆     ☆     ☆     ☆ 


イスラムのお祈りについては、いくつか笑い話があって。

一つは、私自身の勘違い。
英語学校で、よく午後になると女子が
ひとりふたりと授業中にいなくなるので、
英語学校に通い始めたばかりの私は
「トイレかな?この学校は授業中にトイレに行くのに
教室を自由に抜けていいんだ」と誤解してました。

実は、お祈り用の部屋が設けてあって、
そこに行って順番にお祈りをしていた...ということでした。

もう一つは、クラスメートの女子の失敗談。

モール・オブ・アメリカという、アメリカ最大級の
ショッピングモールで買い物をしていたら、
うっかり時間を失念してしまって、
お祈りの時間になってしまったそうで。

慌ててお祈りを出来そうな場所を探したけれど、
ショッピングセンターなので売り場ばかりで
適当な場所が無い。

切羽詰まった彼女は、一般人は立ち入り禁止の
オフィススペースへ駆け込んだらしく。

不審者が侵入したということで
警備員が現場に駆けつけたところ、床に伏して
一心にお祈りを捧げる彼女の姿に遭遇することに。

「次からはしないように」と、不問に付してくれたそうです。

なお、その後の彼女は、そういう時は「試着室」を
使うことにしたそうです。アメリカの試着室って、
日本のと比べて広いからなあ(笑)。



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今回は、ミネアポリスのアップタウンの
板に描かれた絵の続きです。

なお、なんの話かわからないという人は、
ミネソタの暴動について ①は→ココ

アップタウンを飾る絵(1) →ここ


アップタウンの板絵には、
ミネアポリス(MPLS)やミネソタへの愛にも溢れてる。
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以下の3枚は連作で、
1955年ごろからアフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者
だった
キング牧師(MLK Jr.)の言葉の引用。
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こちらも右がキング牧師の言葉の引用。↓IMG_7048

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真ん中に、ジョージ・フロイドや
フィランド・カスティーロの名前がある。

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「世界を変えよう」というガンジーの言葉。

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キング牧師とともに黒人解放運動をした女性だそう。
キング牧師は1968年に39歳で暗殺されたけど、
彼女は
2014年に86歳で亡くなったそう。

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ジョージ・フロイドは ”Gentle Giant (優しくて大きなひと)” だったそう

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人種差別のある社会では、人種差別主義者でない
だけでは十分でない。我々は反・人種差別主義者に
ならなければ、と書いてある。 

IMG_7086
「パパは世界を変えた」という、 
ジョージ・フロイドの6歳のお嬢さんの言葉。 

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ここから下は、アートだけじゃないので、
少しでも嫌な気持ちになりたくない人は
閲覧注意。現実だということで載せます。

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「あなたの意見に耳を傾けるよ」と
書かれたメッセージがスプレーで消されてるように見える 


IMG_7092
こっちも。 

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「黒人の命が重要」なときは全ての人種の命だって重要だ、
と書かれてる。 


放火で、奥の建物部分が焼け落ちたガソリンスタンド。
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その向かいあたりのお店のバリケードの板には
「燃やさないで」と書かれている。

IMG_7205
この日本食レストランは、破壊を受けたあと
撤退を決めたと発表された。

実はこの写真を撮ったしばらくあとで、私は
よりジョージ・フロイド事件があった場所に
近いミッドタウンにも行ってみたんだけど、
そちらはまるで状況が違った。


アップタウンはここ。↓ ミッドタウンはこのあたり。↓ 
地図 アップタウン~ミッドタウン


━━━ミッドタウンについては、
また別に書きます。



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