ミネソタの多国籍な仲間たち アメリカ★サラダボウル絵日記

アメリカの中でも移民の受け入れに積極的なミネソタ。
そのミネソタでの日常などを描きます。

タグ:ホステス

前回、揉めた店員さんがいるパティオは
諦めてテイクアウトを頼むことにして、
私たち三人はその場を離れたところまで。

でも、実はこの広い公園の敷地内、
レストランは1つきり。
(ミネソタはこのパターンが多い気がする。
日本の、山上スキー場のレストハウスみたい)

なので同じ店のウェブサイトでテイクアウトを頼んだ。


このシリーズ最初から読みたい人は→(1)

■単に無礼?(5)■1コマ目

■単に無礼?(5)■2コマ目
余談だけど、アメリカでは鼻の所が尖がったマスクをしている
人も多い。普通のマスクだと、よく鼻が出てしまっている人も多いし、
鼻が高いひとは滑り出てしまうんだろうかといぶかしんでる。

■単に無礼?(5)■3コマ目

■単に無礼?(5)■4コマ目

■単に無礼?(5)■5コマ目■

たぶんサーミルは、自分が同業者(サーバーさん)
であることもあって彼の接客態度(私に怒鳴った)
が許せなかったんだろうな…とは思っていました。

でも、この要素については私は考えていなかった。

私の場合はこれまで幸い、どちらかというと
好意的な態度を示してもらえることが多くて、
アメリカに来て明確に「人種差別を受けた」と
思ったことは個人的にはほぼなかったからかもしれません。


    ☆     ☆     ☆     ☆ 

その後、ランチを受け取って公園内で三人で
食べたんだけど、ソラが言うには、
「もし義姉(アメリカ人)が一緒だったら、
サーミル以上にあの店員に喰ってかかっていたと思う」
とのこと。う〜ん、そんなに言葉が悪かったのか。

私も自分の頭上で舌戦が始まった時は
「なんでこの店員さん、事態を収める方向に
持っていかないで受けて立つかなあ」とは
一瞬思ったけど。

コロナの感染防止のため、という目的があって
私を止めようとして咄嗟に強い(悪い?)言葉が
出ちゃったとしても、そこですぐに謝れば
こういう争いにはならなかったのに、と。

それで私が感じていたのは、
「このひと、本来はこういうホスト役を
仕事にしている人じゃないんじゃないのかなあ」
ということ。

最初にちらっと書いたけど、ここは公園内の
レストハウスみたいなレストランなので、
もともとパティオも「空いている席があったら
お客さんが勝手に座っていい」みたいなタイプ。

そこにはホスト(ホステス)さんもサーバーさん
いなくて、店員さんは、お客がテーブルに
そのままにしていった空容器を片付けるくらい
だったと記憶しているんだよね。

そういう仕事だった人が、
ソーシャル・ディスタンシングを取りつつの
営業再開で、パティオ席も入場を管理する必要が出て、
ああいう役をすることになったのではと推測。
で、入り口がわかりにくいために1日に何人も
同じ間違いをするので、いい加減、切れちゃったとか?

何となくそんなことを思ってた。

でも、友人二人は「人種差別」だと感じていたんだ。


━━━まだ続きます。


なお、アメリカのホスト(ホステス)さんについては
日本と違うので、詳しくはこちらの記事を読んでね。



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前々回からの、ちょろっと続きです。

アメリカのレストランやカフェには、
ホステスさんでもサーバーさんでもない人が
テーブルまわりにいることがあります。

渡米してまだ日が浅かった頃の、ある日のお話。

お皿の片づけ係■1コマ目jpg
ちょっとメインのエリアからは見えにくい、
奥まったエリアに通されちゃったら、
待てど暮らせどサーバーさんが来ない。

お皿の片づけ係■2コマ目
お皿の片づけ係■3コマ目
この件で学んだこと。
白人だったら英語が通じると思うのは大間違い。

ESL(英語学校)で聞いてみたら、
食器の片付け(場合によってはセットも)だけを
する仕事の人がいるお店があるそうで。

その場合は英語が出来なくていいけど、
時給が安いそう。

そんなこんなのアメリカの話を聞いて、

お皿の片づけ係■4コマ目
この彼女、当時、1週間に7日、休日無しで
働いていたそうで。 


なぜって、20代に見えるのに
シングルマザーで子供が2人(下は7歳)、 

家賃を含めた生活費を細腕で稼ぎださねば
ならないから。しかも
まだ子供に手が掛かる。

そんな中でEnglishのクラスだけでなく
Mathのクラスにも通っていたそう。 

 なんでこんな無理をするのかというと、 

「英語が出来るようになって
GED(高校卒業程度の学力を証明するもの)も
取れれば、もっといい仕事に
就けて時給が上がって、
こんなに休み無しに働かなくてよくなる」 

からだそう。 

たぶんこの彼女、英語がもう少し流暢になれば、
例えばレストランで働くならホステスさんに
なれるし、さらにはサーバーさんになることも
出来たんだろう。


    ☆    ☆    ☆    ☆


日本人の常識からすると、
飲食店の店内で見かける店員さんは店員さんで、
誰に声をかけても、注文を取ってくれるか、
少なくてもそれが出来る人を呼んでくれると
思っちゃうけど、そもそも言葉が通じない
という、思わぬ攻撃でした。

なお、英語が話せなくても、アメリカの場合は
例えばその人が話せるのがスペイン語なら
スペイン語のコミュニティに留まっていれば
それで済んじゃったりするそう。

実際にESLで出会った人には、
「住んでるところも仕事(工場)も
全部スペイン語で済んじゃうので
アメリカに来てウン年だけど、全然英語が
話せないので勉強に来た」という人もいたよ。


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今回は、アメリカ英語での
ホステスさん("hostess")と
サーバーさん("server")の違いについて
実例を挙げつつ。

ホステスさんとサーバーさん■1コマ目

ホステスさんとサーバーさん■2コマ目
日本の「ホステスさん」とは違って、
普通のレストランでのお仕事。

ホステスさんとサーバーさん■3コマ目
リンリンがサーバーさんになるとこんな感じ。サーバーさんってわりと黒づくめ。

ホステスさんとサーバーさん■4コマ目
例えば、一人2,000円の食事をしてくれて3人いると、
それだけで少なくても900円のチップ。


英語学校(ESL)に通って1年以上経った頃
でしょうか(はっきり覚えていない)、
リンリンは中国系のオーナーのお店で
ホステスさんとして採用されました。

中国在住時代に作った貯金を食いつぶす生活は嫌だと
働き出したのです。彼女は配偶者がアメリカ人だったし、
就労のためのグリーンカードも取得していたので
それが可能でした。

多少言葉に訛りがあっても、アジアンなお店なら
アメリカ人にとってはエキゾチックな魅力になるし、
何より彼女は雰囲気が明るい美人さんタイプなので
おそらくご案内だけなら訛っていても大丈夫
(ほぼ決まった挨拶程度の会話をしていればいい)
ということだったのかな、と。


    ☆    ☆    ☆    ☆


でも、後になって彼女の見栄えの良さは
彼女にとって仇になりました。

仕事に慣れてきてメニューの内容なども覚えた彼女は、
サーバーさんの方が稼げると気づいて、
(時給だけでなくチップが付くので)
ホステスさんではなくてサーバーの仕事がしたい
と希望したのだけれど、
パッと見で華やかな彼女がお店の顔として
お客さんをご案内する方がお店の評判が上がると
考えたお店側がなかなか彼女の希望を叶えてくれなくて。

頑張って交渉して、お店の人手が足りない時は
サーバーさんとしてカバーしたりして、
サーバーさんとしての能力があることを証明して
(10テーブル以上一度に担当しても問題ないと
証明したりして)、見事に完全にサーバーさんに
転向することが出来、その時は私も喜びました。

1テーブルに平均して3人くらいいる
としても、一度に30人以上を担当するんだ、
と正直びっくり。
自分には出来そうにないなあ…と正直思ったよ。

それにしても、日本人的考え方からすると
ホステスさんの方がサーバーさんより格上で
お給料が高い気がするけど、そうじゃないのね。

ちなみに、30人が一人2,000円飲食すると
チップは9,000円だ。
そりゃあ、そっちのほうがいいわ。



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今回は前回の続きの1コマ絵日記です。

営業成立(パティオ2020)
あ、リードを描き忘れちゃった。

ミネソタはけっこうドッグ・フレンドリーな
州だと思います。

コロナの前は、犬連れokなレストランに行くと、
近くの席のお客さんも、外席の脇を通りかかる人も
さらには犬好きのサーバーさんたちまで
周囲にゴキゲンで愛想を振りまくるノアを
撫でてくれてました。

ただ、サーバーさんがいちいち手を
洗っているようには見えなかったので
以前からそこは心配だったのですが…。

コロナのステイ・ホームの後に
店内飲食営業を再開した馴染みのお店では、
サーバーさんはマスクだけじゃなく
ラテックス(?)の手袋までしているので、
さすがにもうノアを撫でてくれなくなりました。

「仕方ないね」と思っていたら、
案内係のホステスさんがやって来て
撫でていました。犬好きの彼女は
尻尾フリフリで笑顔を振りまきまくるノアを見て
どうやら我慢出来なかったよう。

まあ、ホステスさんならメニューに触るだけで
料理は運ばないし、受付カウンターに
手の消毒液も常備してたし大丈夫そう。

    ☆    ☆    ☆    ☆

アメリカのレストランの
サーバーさんとホステスさんについては
ちょっと言葉が日本語と異なるけど
訳しにくいのでそのままカタカナにして
使いました。

これについては次回に説明します。



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